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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2003年11月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2003年11月25日(火)

フランス大使館にて

 岡さんから、きれいに撮れたでしょう、と頂いた真矢さんの着物姿。全体のトーンとすごく合っていてとてもいい絵です。
 エ霞を白上げのみで表現した上品な小紋に、月の満ち欠けをアップリケで11段階に表現した珍しい帯、枕の脇には兎がいます。帯締はアップリケにあわせて、丸ぐけにしてあります。

●2003年11月23日(日)

これが、完成した着姿!

 岡さんの帯は、女ものの袋帯から作りました。羽織紐、帯締は共に江戸組み、岡さんのきもの羽織、真矢のコーディネイトも基本はグリーンに、そしてスパイスでオレンジを。(お二人にだけ分かっていただけるコーディネイトです。)




●2003年11月22日(土)

なんか、いい感じでしょう。

 真矢さんも今回はじめての本格的な紬、そして帯はぜんまい紬と真綿で織り上げられた米沢さんのお洒落帯です。張りのある素材ながらでも締めていくにつれて身体に馴染むとてもいい帯でした。(中島、しめてみて始めてわかりました、、、いい!)
 岡さんは紋御召しです、羽織はなか志まやの秘密素材(笑)
お二人が色彩的にも、御夫婦とわかるような感じになっていませんか?岡さんのちょっと緊張した感じは大変微笑ましいです。
 でも近い将来、ちょいと丸めた肩に真矢さんが、さっと羽織をかける姿が目に浮かびます(そうあってほしい、、、でもフランス的には絶対ないな、、、)
 でも真矢さんの一言、『やっぱし、日本人だねー!その腰付き』とってもうれしそうなその笑顔に中島もホッとしました。

●2003年11月21日(金)

旦那さまのきもの

 奥様の念願が叶った瞬間です。いつも奥様だけが着物姿でしたが、今回は旦那様もきものデビューです。仕立て上がったばかりですので、きものには躾糸がついていました。
 今回は、金沢での着用ですので、昨日のうちに中島がある程度は躾糸をとって金沢までもってきたのですが、羽織の衿のところだけ残しておきました。とくにそういう言い伝えはないのですが、なにか『夫婦のきもの』としての共同作業みたいなことをやってほしくて、、、

●2003年11月20日(木)

    小物の基本!
 
 今日もお客様に言われました。袋帯をお客様の御自宅に納品にお伺いし、帯締、帯揚の小物を3本の袋帯ときもの達に合わせながら、、、、『やっぱし、無地にもどるのよねー!』
 中島、いろいろな組みの帯締、様々な柄の帯揚をかなりの数御用意していきました。いちおう押えで!ともう何年も前にオリジナルでつくった60色の帯締、帯揚の無地を20色セレクトして持っていきました。
 結局、御買い上げいただいたのは、白銀の江戸組紐以外すべて、20色の無地帯締、帯揚の中から、、、、
 もう数年前に、道明の帯締に対抗して(あの120色以上ある冠組み)すべて半分でも(笑)と井登美さんと芝崎るみさんとで色と組みを選別して、ネーミングもつけてオリジナルとして平田組紐さんに織っていただきました。その初期ロットの締め味は、『くっくっと伸びて、キュッと戻る』素晴らしいものでした。
 道明の冠組は素晴らしいとおもいますが、帯締としては幅が狭く厚みがあるので、少し礼装よりのコーディネイトにしたい時には物足りなく感じました。
 開発当初から、カジュアルから準礼装まで幅広くあわせられる、江戸組みの王様、貝の口組みに近いもので、もうすこし馴染みやすいものというコンセプトで作りました。
 帯揚は上質な丹後縮緬で、帯締60色と同色で染めてあります。
 自分の定番でありながら、店主が飽きてしまいそうなもの、
大きな落とし穴がここにあります。いいものは信じ続けること、継続する力(なんか大学講座みたいですが、、)あらためてかんじました。
 で、さっそく棚の中を、オリジナルで並べました、、、

●2003年11月18日(火)

コーディネイト

 何件か問い合わせを頂きましたので、帯締、帯揚、八掛、長襦袢を合わせてみました。帯締はなか志まやのオリジナル江戸組紐から4色、ウルトラマリンブルーが好きかな!帯揚は普段はあまり使わないのですが、黒地を置いてみました。写真ではわかりにくいですが刺子が施してあります。もともと帯揚は薄い色であわせる事が多いですが、黒は仕入れるとすぐに売れてしまいます。あまり見ないといわれるお客様が多いのですが、お洒落な方には是非一度トライしてほしい色です。
 八掛は米沢紅花の新田さんの処でつくられている黒地にグレーの細縞です。継続して作ってほしいのですが、これが最後だそうで、この他にあと2色仕入れしました。
 長襦袢は浅見さんのものです。シャリッとした生地感とその耐久性は流石によく研究されたものです。同系のグレーでまとめてあります。
 特別かわったコーディネイトではないですが、ひとつひとつ上質感のあるものを合わせてみました。

●2003年11月17日(月)

伊予紬九寸の帯と格子紬きもの

 桝蔵順彦さんのつくられる紬の帯には、毎回魅力を感じます。
紬と引箔の無地帯は、もうすっかりなか志まやの定番とさせていただきました。ワルで情熱家の帯作家、きものがどうあるべきか、いつも熱く語られる姿に迫力を感じます。この帯も『なか志まや』さんらしいでしょ、と一本だけもって来られました。中島も読まれてます。随分と長いおつきあいさせていただいていて、いつかいっしょに『ワルさ?』したいな、なんて思える人です。
 このコーディネイトは、ちょっと某呉服屋さんぽい、かな(笑)

●2003年11月15日(土)

   お嫁に出た羽織

 なか志まやにしては、絵柄のはっきりした羽織。先日お嫁に出ました。嫁ぎ先は、神楽坂の芸者さん。これからたくさん着てくださることと思います。羽織姿は大好きなきもの姿、すこし長めに肩にかかる装いにエレガントさを感じます。
 仕立に出す前に、こうして写真に納めました。(なかなか、嫁にいかなくて、だから余計に可愛くて、、、)そんな、きもの結構あるなぁー。