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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2004年04月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2004年04月30日(金)

ゴトウヒロシの新作

 4月始めから1ヵ月間、六本木のギャラリーBAR『OPA』で、秘かに開催されていたゴトウさんの作品、『空』、モデルは『呉服なか志まや』展、インターナショナル家庭画報の表紙、ポーラ化粧品、などなどの『有規衣/ゆきえ』さん、ゴトウさんに無許可でお見せします。
 だって、今日は個展の搬出日、なのに当の御本人は、とおい
パリ、、、、、この後が、芸術家クマさんの作品展なので、僕と書家の大場さんで、ゴトウさん作品の撤収、、、、です。
 そのついでに、クマさんの作品の陳列のお手伝い、そこに、
携帯に『通知不可能』の表示とともに、『ボンジュール!』
通知不可能の国際電話です、みなさん御存知でした?

 でも、100展以上のクマさんの作品に触れながら、その展示をお手伝いするのは、とても楽しい時間でした。

 クマさんとは、ゴトウさんの個展初日に、このBARで、随分親しくお話させてもらったのと、トークのポイントが妙に合ったので(そう感じました、僕は)今では、ダチなんです(笑)

 夏祭りの屋台のような賑やかやがある、作品になんかうきうきしました。このBARは、デザイナー/作家/etcの方にとっては、普通のギャラリーとは違う、何か特別な処のようです。ある意味ステイタスであり、厳しい批判のさらされる処であり、集まる方も様々な業界の一流の方がいらしているようです。

 ある意味、ゴトウヒロシを誇らしく思うのと同時に、呉服屋の自分が、こういう場所で、きものに関係あるような、ないような不思議な環境にいれる楽しさを味わえました。それは、岡さんの作品の展示のお手伝いをさせて頂いた時にも、強く感じました。

 昨年の『呉服なか志まや』の浴衣をボディに展示するのと同時に、二人で釘を打ち、パネルを組み立てながら、一つの空間を組み立てていく楽しさ。そして、その出来上がりに満足感を味わえる、その瞬間。

 デザイナーであろうと呉服屋であろうと、同じレベルで語り、もの創りしていく楽しさは、人間を幸せにするものだと確信しました。

 ゴトウ、岡、そして一衣舎さんの個展にここ数日間たずさわり、一番感じたことでした。

●2004年04月27日(火)

全体像は、こんな感じです!

 グラフィックに興味ある方は是非、足をお運びください。
4月28日〜5月8日 神奈川県民ホールギャラリー

http://www.loftwork.com/AG (コピー&ペースト)

 山下公園の目の前で、いいところでした。

●2004年04月26日(月)

久々の風神雷神の浴衣

 麻の小幅布地、黒と赤で適当に結んでみました。
トップクリエイター30名による日本再大規模のCGアート展『アジアグラフィック2004ヨコハマ』に、岡 達也さんの作品搬入のお手伝い。
 昨年の『呉服なか志まや』の浴衣デザインも、今回はマネキンに着せて立体的に展示。昨年とは違う趣となりました。

 なか志まやはデザイナーではないけれど、この出品にあたり
単純に浴衣用の帯、博多などは使いたくないなーと漠然と考えていたので、
すこしデザイナーぽく、やって、み、ま、し、た。

 うーん!でも文庫結びの域は脱してないかなぁー、、、、

●2004年04月20日(火)

大橋 マキさん、、、悩む!

 最後の帯締、帯揚、胴裏/八掛の色に悩まれています。
着物に興味を持ち始めて、御縁があってマイファーストきものを誂え中。

 まず初めに帯が決まり、そしてきもの、、、ほんと着物は、考えなきゃならないこと多いですよね!

●2004年04月17日(土)

白無垢の美しさ、、、

 衣裳のお世話をさせて頂いた方の、お式を拝見しました。
やはり、綺麗ですね、、、、!
 日本の衣裳は、ホント美しい、勿論、御本人も美しいです。
日本男児できもの、特に紋付が似合うのは、若い方、素人さんには無理です、、、で写真切れてます。

 まぁ、結婚式では、男なんて刺身のツマみたいなものだからね、勘弁して下さい。

●2004年04月07日(水)

『孝蝶さんが来てくれはりました!』

 の一言で、お座敷の空気がなにか緊張感のあるものに変わった。お酒に酔っても、それくらいは分かる。
 金の屏風のうしろから現れた彼女。舞は『黒髪』、、、
すっーと立上がった瞬間に目が合った、スローなテンポのお三味線、目があったまま離れない、目をそらすまいと必死で目を見開く、緩やかでいて色気のある動きの中でまた目があった、蛇に睨まれたカエルというと情けないので、こちらもタイマン張るつもりで、さらに見る、さらに見る、彼女の目は美しく潤んでいるように見える、が、僕はまばたきしてなかったのでさら潤むむ、、、、

 女の情念を秘めた?この曲は、ゴトウさんとも長唄で演奏したこともあり、何人もの踊りを拝見したことがあるが、今日のこの舞は、忘れることのない、舞の一つになることはまちがいない。

 ふっ〜、、、、、

●2004年04月06日(火)

いろんな意味で、有名な、

 芸子『孝蝶』さん、こんときはそんなに感じなかった。
 彼女のオーラ。

  それが、、、

●2004年04月04日(日)

夜には、ホテルの部屋で、

 なか志まやの開店!東京でも夜の9時くらいに来店していただくこともありますので、中島のスタイルはいつでも、どこでもなか志まやです。
       
 ゴトウさんによく『この人、フリーの呉服屋だから、、!』と紹介されますが、こういう状況はまさに、フリーの呉服屋。店鋪は確かに大事ですが、まずお客様の時間も大事です。きものを選ぶのは、洋服を買うのと違い、お客様も、かなりエネルギーを使われます。ですからその出来栄がよければ、新しい服を着た時以上にその喜びは大きいものなんですが、中島の仕事の中に、すこしでもお客様が、快適に着物を見ていただける環境を整えることもあるように思います。

 そして、きものをお召になる時も、着られた後も呉服屋の仕事はあるように思います。前に『なか志まやさんはお客様をどの呉服屋さんより甘やかしてるよね!』と言われたことがあり、確かにそんな面もあるな、と反省したこともあるのですが、どうも僕はお節介なのか、いろいろ世話を焼いてしまいます。

 なか志まやのスタイルがお客様にとって、本当にいいことなのか、、、これはお客様に決めて頂くことなんだろうなぁ。


 

●2004年04月03日(土)

担ぎの呉服屋、なか志まや

 名古屋にやってきました。昨年のゴトウヒロシ氏の浴衣展でお知り合いなった、お客様の御自宅の居間で、こうして沢山の反物を広げて『なか志まや』をやります。

 きもの、帯、小物と5ケースの段ボールにつめこんで、富士を眺め、箱根を超え、やって参りました。
 今はようやく最後の小物決め、お客様のこんなのは?という提案に勉強させられたり、、、名古屋でもなか志まやの感覚をよしとして頂き、本当にうれしく思っております。

 年に何回は、こうして東京を離れ、全国のお客様の元へお邪魔して着物を見て頂く、担ぎの呉服屋さんをやりたいと思います。
 自分の中にも新鮮な風が吹くようです。

 気楽に呼んでください。