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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2010年12月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2010年12月24日(金)

現代的 クール 硬質 。それでいて艶っぽい 時に豪奢 時に悪党 時に妖艶。。。

なか志まやが目指す着物姿の一つ。2011新作お召は、緯段をひとつのテーマに。
都会的な配色はスーツ感覚という言葉を越えて、あたらしい質感を持った、これが今の着物と感じさせてくれます。織り上がりはとても張りがあるのですが、身体に光沢感のある独特のドレープを着手に装わせるのは、ここのお召の真骨頂です。

お召緯が入った本物のお召、、、お召風の廉価版が出回っている中、本物の西陣お召を
なか志まやは提案して行きたいです。

●2010年12月12日(日)

月帯と印銀更紗着物

これらは新作展用に仁平幸春氏にオーダーしたもので、月帯は11月下旬、印銀更紗着物は展示会初日開始30分前に仁平さんから納品されました。それから30分後にこのように着手が決まったのです。
別注をした時期もバラバラで、当初、月帯も印銀もそれぞれ別の着物や帯が合わされることになるだろうと予想していました。

例えば、月帯は、全面ロウムラ『靄・もや』に、(気っ風市2010年8月19、20日にロウムラ・靄の画像があります)

印銀更紗着物は、織の帯を合わせるのではないと考えていました。
確かにこの着物も帯も、いかようにも見立てる事が出来て、またそれは使い手の自由なのですが、一応呉服屋店主としてこんなのはどうかと、先に考えておくものです。

印銀更紗を羽織って頂き、これまでお買い求め頂いたお客様の帯をあれこれ思いめぐらせて、大丈夫そうだね〜となったとき、お客様の目が月帯へ。。。合わせてみたいと。
すると、こんな感じに。

ちなみに、後ろで帯を押さえているのは、この着物と帯の制作者:仁平幸春さん。


太鼓の満月の色からは予想を良い意味で裏切る、帯の前柄の色は三日月がブルー、半月がピンク。
印銀更紗は経緯真綿使いの紋結城(地紋は唐草紋)をアイシーグレーに染めてあります。
図案は、幾度か原寸紙図案で相談していて、地色もある程度方向を決めて、印金ではなく、印銀で!という注文だったのですが、挿し色すべて『なか志まやの色』で、作品の肩山の柄を見た瞬間に気に入りました。それが、今、前に注文した月帯とこの印銀更紗着物が引き立て合っています。

仁平さんに言わせれば、印銀を染めている途中で合うだろうなーと想像されていたようですが、呉服屋としてみれば、ちょっと悔しい〜。想像してなかったもので。。。


●2010年12月11日(土)

仁平幸春氏の紬地九寸名古屋帯『李朝の牡丹』帯に

なか志まやのお召をコーディネイト

帯締めは八王子撚糸の組紐

二つの大きさの格子と万筋以上に細い縞を紋織した風通お召

引き立て合ってるだろうか。。。

着物と帯が出合うことで、その着手の廻りに

新しい環境が生まれるくらいな そういう仕事がしたい

●2010年12月04日(土)

ただいま、4日午前3時半すぎ。準備ほぼ完了〜

でも、まだ細かい作業が残っていますが。。。。


今回は、一衣舎さんのオリジナル(着物・帯)からもセレクトさせて頂いてます。
手紡手織の木綿、藤井礼子さんのジャワ更紗帯、津田千枝子さんの型絵染め帯
その他、手織紬、白八寸帯、丹波布八寸などなど。

帯締めは、楷可園・児島有子さんの『草木染・手組平唐組』オリジナル10色
をはじめとして楷可園さんの作品を集めてあります。

仁平幸春さんの作品は現時点で全て集めさせて頂きました。
目玉は、新作『月帯』と『印銀更紗絵羽着物』になります。

洛風林は、なんといっても勝山健史さんの作品2点。
ほぼ8ヶ月まって出来上がった帯です。

今回の新作展用に用意した意外の着物と帯は、棚などに隠れておりますので
ご要望に合わせて出させて頂きますので、気軽にお尋ねくださいませ。