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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2011年05月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2011年05月30日(月)

愚か者、なか志まやより。。。

愚浄山房展においで下さった皆様、本当にありがとうございました。

武者小路実篤が、郡上に掛けて名付けた愚浄とは自分によくあった場所だと、吉田川の畔から郡上八幡の山を眺めておりました。おりしもこの目線の向こうに満月を迎える会期と、連日の晴天が巡って来たのは天の恵だったと感謝しております。

また、はじめてお会いする多くの方に、なか志まやの着物と考えた方に興味を持って頂いたことをとても幸せに感じております。

日本のど真ん中で、生活や文化を営まれている方と触れ合えたことは、とても貴重なことでした。ですので、来年も是非、この土地に訪れてみたいと考えております。
今年とはまた違った、なか志まやをお見せ出来れば幸いです。


●2011年05月11日(水)

透明感のある着姿を作る

もう10年以上追いかけてきた着物のスタイル。
一つは、西陣お召に極まり、もう一つはこの八枚綜絖の綾織り。

草木の染料は矢車と渋木。
絶妙な糸の撚りと打ち込みにより
お召になった瞬間から、身体に沿う織物です。

八枚綜絖綾織り、久々に渾身の三作目。

透明感のある上質なカジュアルを、是非お召になってください。

帯合わせは、紬から箔ものまで。
八寸から袋帯まで。どんな着姿が演出して行くか。。。
楽しみでなりません。


●2011年05月02日(月)

仁平幸春氏と勝山健史氏


なか志まやが好きな作家さんの作品を取り合わせてみた。

ロウムラ着尺2点 仁平幸春 作
九寸名古屋帯   勝山健史 作

呉服屋自らは大したものでなくても、この作品達には、魂のようなものがあって、呉服屋はその力を借りて、着姿を組み立てるだけだ。
僕は、着手に似合うものを探したい。その前提に、こうした深さのある作品を微力ながら、すこしづつ丁寧に扱って行きたい。