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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2015年03月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2015年03月22日(日)

名古屋・月日荘でのなか志まや・一衣舎二人展に出品

着物 仁平幸春 小千谷上布にトラ目染め(ムラ染め)
帯  勝山健史 塩蔵繭使用 夏帯九寸名古屋

この他、多数、単衣と夏ものもセレクトしています。
もちろん、なか志まやの定番、織司なかむらのお召、米沢・白たか織の綾織など、無地感覚の着物として、着回しの効く着物や、洛風林をはじめてするお洒落帯もご用意しています。その中で、勝山健史さんの帯は、塩蔵繭からの美しい絹糸が、洗練された『うすものの帯』として織り上がっています。これも数に限りがありますので、どうかお早めにご覧になってみてください。

●2015年03月17日(火)

育てる布 志賀松和子作 生絹(きぎぬ)

染織家・志賀松和子さんの生絹(きぎぬ)、なか志まやのオリジナルで第4作目が織り上がって来ました。第一作と二作目は、経緯(タテヨコ)無撚の生糸使い、インドの丁字や薔薇などの草木染料を使い、平織りで作りましたが、三作目からは綾織りにして、この四作目からは、緯糸の使い方を変えています。

糸のスペック詳細は、お会いしてお話しますが、先に『育てる布』と書きました通り、この志賀松さんの布は、着れば着る程、変化してきます。本場の結城紬や高級な上布のように、布の味わいが増していきます。

今の着物では、絹織物系(八丈、花織、お召など)の無地感覚の着物を、合わせる帯次第で、準礼装として着こなしましょうという文脈があります。この着物にもそのことが当てはまると思いますが、志賀松さんの生絹(きぎぬ)という絹織物だからこそ、提案したい着方があります。

まず、単衣(春単衣も秋単衣も)として2〜3年お召し頂き、その後、洗い張りをして裏(胴裏・八掛)をつけて袷として着て頂くというものです。

今の時代では、新しく誂えた着物を、洗い張りをし、メンテナンスをして、またさらに着て頂くというサイクルは、ごく一部のように感じています。『育てる普段着』は勿論ありますが、『育てる準礼装』もありだなと、この布を見ていると感じるのです。そして何よりも美しい絹の織物です。

●2015年03月16日(月)

着物 下井伸彦 まるまなこに緯段綾織り
帯  川村 成 吉野格子九寸名古屋帯

個性的な吉野格子を際出すために、白の綾織り着物を合わせています。紺系や茶系など、深い色合いの紬にもよく合いますが、今回は光沢感のある絹織物に。春先のお出かけのイメージです。他のものとは一戦を画する存在感のある織物ですね。

●2015年03月10日(火)

着物 織司なかむら 西陣緯風通お召 小窓格子紋
帯  洛風林    万華      九寸名古屋帯

スタリング・着付け 森田空美 小学館和樂4月号より

東洋文庫の一階。モリソン書庫へ上がる階段より俯瞰して。
文京区駒込にある、ここ東洋文庫は個人的にもお勧めのミュージアムです。青山や銀座などのような、華やかさがある土地ではありませんが、落ち着いた館内は、着物を来てゆっくりと廻られるのにちょうど良いと思います。近くにには六義園もありますし、これから春本番にむけて、着物でのお出かけの候補地に考えてみてください。

4月までは、『イスラーム展』をやっているようです。異質な他者を正しく理解する為には、我々もイスラムの歴史を正しく学ぶ必要があるかもしれません。文様的にも、イスラム文化は世界に多大なる影響を与えていますし。わたしもまた再訪する予定です。

●2015年03月09日(月)


圧巻の『モリソン書庫』  東洋文庫の2階

●2015年03月08日(日)

着物 織司なかむら 西陣緯風通お召 斜石畳紋
帯  手描きジャワ更紗 レイシア 藤井礼子
スタリング・着付け 森田空美 小学館和樂4月号より

斜め石畳紋は新柄の紋。このクリームベージュはいまのところ、これで最後ですが、いまグレー濃淡で織り出し中。

eisiaのジャワ更紗も一点もの。画像の色合いよりもう少し柔らかい感じです。生地のインドネシアのお蚕より糸をとり、帯用の小幅で織ったものに、手描き・チャンティンで蝋伏せという古来からの更紗染めです。                帯締は笹波組。冬の名残りを感じさせる水色は全体の程よいアクセント。素晴らしいコーディネイトですね。

この着物と帯は、特別価格で販売いたします。お気軽にお問い合わせくださいませ。