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年3回ほど行う、なか志まやの売り出しの模様です。

2009年11月の気っ風市
[過去の気っ風市一覧]
●2009年11月26日(木)

縞お召7段グラデーション・絵羽


染めの名古屋帯をのせています。
織り上がったばかりの白い帯(紬糸を使っていない方)を合わせると
なんか未来的な質感の取り合わせになって、笑ってしまいました。

もっと古格のある帯もあわせてみようか・・・

●2009年11月25日(水)

無駄な?紋織・縞お召


なか志まやオリジナル配色、縞七段グラデーションが出来上がって来た!この程度の画像だとよく分からないかもしれないけれど、お召緯を同色で、紋の違い、つまり縞の太さを変えてみたのだ。

通常は緯糸を色を変えて、紋の違いを際出させる方が当たり前の考え方なのだが、あえて同色で織ってみた。画像上の方が、裾の少し太めの縞で画像下は、江戸小紋の万筋並に細い縞が織り出されている。裾から肩山にかけて七段階に縞を細く織り上げて行くのが新作の絵羽お召だ。10月の時点で3柄にプラス2柄、オリジナル配色として加えてみた。

荷を開けた時には、地味過ぎるというか、自分のねらった効果が顕われていないのかと心配になった。織元の配慮で若干の濃淡を付けた緯糸を使った方が、今まで通りで完成されてよく見えたからだ。

衣桁に掛けて、その裏のパソコンのある机からなにげに、このオリジナル配色の衿のあたりを見て、驚いた!
なんともいえず、滑りとした艶があるのだ。
肩から6寸5分強の万筋以上に細く織り上げられた縞が、地味な色を別なものに見せている。もう一度、衣桁に掛かった着物をじっくりと眺めてみると、確かに光の反射で太さの違う縞が微妙に浮き沈みして、なんとも深みのある色合いに見える。

帯などは、特に立ててみよ!というのが鉄則だし、今まで扱って来たお召は当然そういう特性があるのは十分に承知していたけれど、同色の緯(ぬき)を使い、紋で差をつけるという試みは、瞬時に伝わるものではないけれど、じわじわとその妙を感じられる織物になったと思う。

無駄に思えた・・・でも今は、なんとも味わいを感じる。
画像よりも落ち着いた地色なので、どんな着手の方がいらっしゃるか想像がつかない。白髪の女性・・・そういうイメージもある。
男性的な着物でもある。男ものといっても不思議はない。
かっこよさというより、落ち着きがあるのだ。一見は硬さを感じる質感なのだけれど
眺めていくと、じわじわ柔らかく溶け出していく、その一歩手前で留まる。
そういう着物が織り上がりました。


追記:眺めていると、ほんのすこし赤味も感じる色なのです。黄色いライティングの
せいかなとも思うのですが、、、そういえば、京都の骨董屋で、やたら気になった錫(すず)の器の質感に近いのかもと思い並べて見ましたが・・・ん〜〜すこし違う気もします。ただ硬質な冷たさよりも、柔らかなものです。

●2009年11月12日(木)

11月14日(土)・15日(日)受注会


『お知らせ』のページでも告知した通り、急なことですが、是非早めにお客様に締めて頂きたく、新作のなか志まやオリジナル帯の受注会を行います。小ロットですのと、この時期を逃すと年内にお納め出来ない可能性がありますので、是非お早めにご覧になっていただければ幸いです。

お召のスーツ感覚というのは、小紋などから訪問着までの着物を、一枚で併用できないものかという考えが常にありました。

この白のオリジナル帯は、帯合わせに悩んだ時にすぐに手に取っていただけるように、つまり様々な色や素材の着物に合わせ易い帯、リーズナブルな価格で締め易く、そして軽い帯であることを願い創りました。

もちろん、無地感覚であるからこその上質感、品の良さを持った帯だと確信しております。是非一人でも多くの方にご覧になって頂ければ嬉しいです。

誠に恐縮ですが、ご来店の予約を電話またはメールにてして頂ければ助かります。
もちろん、見て頂くだけでも構いません。ご注文頂いた方には、帯締めだけということに留まらず、なか志まやらしいサービスを考えさせて頂きます。

●2009年11月11日(水)

全体の約1%ほど・・・


緯に真綿糸で、うすいブルーが織り込んであります。

あとは、ほんのり茶系を帯びた真綿と座繰糸も多くの割合で

使われています。ロッグウッドの鉄媒染、玉ねぎも少々;;

●2009年11月10日(火)

なか志まや オリジナル着尺


これも画像では上手く伝えられない織り味と触り心地、それと色目
経糸は座繰り糸。水谷ルリ子さんが蚕の卵をかえし、桑を与え育て繭にして、生繭で座繰りで糸をひいたものです。八丁撚糸、わら灰の灰汁練り・・・

緯糸には、少々太めの真綿が3種類、それぞれ色が違います。グレーで2色、淡いブルーも織り込んであります。そのほかに玉糸、そして座繰りで2種類。計6色になります。

勿論、一衣舎での水洗い仕様の仕立てが出来ます。

吉田美保子 作

●2009年11月09日(月)

なか志まや定番のお召


風通織格子。袷にするのが惜しいくらいなのですが、、、


●2009年11月07日(土)

なか志まや・オリジナル帯


うまく質感が伝わらず、中々画像を上げられなかったのですが、ここらあたりで断念してアップしています。

銀の箔と紬糸を密に織り上げています。
帯を立てると、光の加減で様々な色に見えます。
柔らかもの、つまり小紋、色無地、付け下げ、訪問着、そして硬いもの、様々な紬にまで合わせて頂きたい。そういう願いを込めて作りました。

なか志まやオリジナルの帯です。