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年3回ほど行う、なか志まやの売り出しの模様です。

2012年10月の気っ風市
[過去の気っ風市一覧]
●2012年10月29日(月)

呉服ぽくない取り合わせ

紬糸を使ったお召しを上代お召しと呼びますが、この新作は絹糸使いながら上代お召しのような程よい生地の厚みと、緯糸が今までのものより積んで織り上げられたようです。そのため生地がとてもしっかりとしていて、かといって今まで通り独特の光沢感とドレープ感も失わず、遠目には無地の着物のように見えますが、下の画像の通り隠し色でグリーンの色糸を使い、今までに見た事の無いような色合に織り上がりました。

都会的な青、、グレー味を感じる青と言いましょうか。
取り合わせした袋帯は、引き箔の本袋です。帯の質感は皮のようで本来は難が出やすい箔使いの本袋なのですが、見事に織られています。

●2012年10月20日(土)

新作着尺;『織司なかむら』西陣お召

紋風通織でA面にはこのような極細の格子を、B面には経縞が目立つ格子を織出した着尺です。これまでの紋風通小格子よりも緯糸(ぬきいと)の本数が多くて(経糸は5500本)、しっかりと生地感に織り上がりました。お薦めのお召しです。

色合いもカジュアルラインに少しドレッシーさをプラスした印象で、頻度の高いジャットとして考えてもらえれば。遊びから仕事、ちょっとした集まりなど帯合わせが楽しみです。

今回は日野間道をイメージさせる紬地の櫛よろけの手織の帯を合わせて見ました。
いわゆるノーシーズン、季節感を出していないので帯揚げの色合いが決めてになると思います。

●2012年10月19日(金)

新作着尺と帯

別名8・4格子と呼んでいる紋お召。
『小さい格子・微塵縞・さらに小さい格子』と三段の柄が続く大胆でモダンな着尺。新配色でさらにクールな感じに織り上がりました。

そして、十中の糸で織り上げた九寸帯。お召しに色調を合わせてすっきりとした取り合わせにします。西陣のお召しに西陣の九寸名古屋帯。
京都で作られた着物と帯ですが、京都感覚の着物の装いとは、まったく違う現代の着物の装いになりした。

●2012年10月13日(土)

ジャワ更紗の帯にイカット柄の紋お召

藤井礼子さんの新作のジャワ更紗が入荷しました。

前回はかなり野性味のある野蚕の糸で織られた生地でしたが、今回は養蚕糸と野蚕糸のミックスでほどよい滑らかさがあります。
もちろん、帯の端から端まで一切手抜き無しの手染めチャンチンの仕事は見る度に頭が下がります。さっそく着物と合わせて展示です。
『織りのイカット、染めの更紗』という組み合わせ。
インドネシアを代表する絣布を、西陣お召の紋風通でモダンに織り上げています。
大胆な柄ですが色糸が整理されて、ジャワ更紗とよく合います。
光沢感とドレープ感のある生地がこのお召しの特徴ですので、更紗の帯がドレッシーな装いに感じます。

●2012年10月12日(金)

あたらしく入荷した紬の反物と合わせて見ました。

経て糸も緯糸も真綿紬糸、いわゆる諸紬で縞を織出しています。
高機の手機になりますが、本場の結城のように着心地のよい着物になりそうです。

グレートーンに、僅かな更紗の色味(グレイッシュなピンク)が大人の女性の可愛らしさを醸し出して、カジュアルなお出かけに映える取り合わせになると思います。