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				●2009年01月30日(金)
				
			
		
		
 気っ風市出品の 帯 其の一
 
 人間国宝の喜多川俵二氏の有職織物、厚板綾格子文(九寸名古屋帯)
 
 父の喜多川平朗氏の帯は、よく拝見していまして
 お客様にとってもある種のステータスとなるような帯でした。
 色使いや柄が、なか志まやにはおとなしくて、これまであまり縁のない
 織物でありましたが、今回は俵二氏の帯を注文してみました。
 
 基本的に見本裂を拝見して発注するのですが、この格子は目を惹きました。
 全くもって完成された世界観を持つ帯なのですが、こうして真綿の着物や
 お召、染めの着物にもコーディネイト出来そうな配色と織り味です。
 
 歴史の中で成熟した柄ですので、当然、見飽きない。
 
 長く愛用して頂くことを目指す呉服屋としましては、やはりひとつは
 欲しいところです。
 
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