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				●2012年09月10日(月)
				
			
		
		
 黒の紋織り着尺・新作展出品
 
 明治時代の米沢織の切れ見本から白根澤織物さんが復元されたという着尺を新作展に出品します。黒の紋織り着尺、、、
 
 男物以外で黒を扱うのは久々で、緯糸に強撚糸を使う着尺の取り扱いが、なか志まやは多いのですが、これはなんと緯糸が無撚糸で織られています。昔の裂を見るとそうだったらしいのですが、、、西陣お召とは真逆な着物になりますね。
 細かい紋柄でスリップ防止になっているのかもしれません。
 
 生地は独特の光沢感があって、さらっとした地風なのですが絹糸独特のほっこりした地厚感がほどよくあり、山形県産糸を使用して草木染めしてあります。
 
 2色使いの黒ですが、着物の地紋がなんとなく『雅な』感じもするので、織楽浅野さんの『天平花鳥図』の帯を乗せてみました。綺麗なブルーグレーは、なか志まやの基本色かもしれません。
 
 
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