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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2015年10月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2015年10月28日(水)

マイブーム 『緑』

最近、店頭にいらして頂いたお客様は気付かれていますが、緑の織物がマイブームです。
画像は、座繰りされた生糸と玉糸を草木で染めた織りの名古屋帯、刺し子のように部分的に糸を浮かせて柄を織り出してあります。
茶の着物は勿論ですが、むしろグレー系の着物に乗せると、緑がぐっと浮いて来てより表情が出るように感じています。
諸紬、結城などに合わせてみたいですね。

●2015年10月20日(火)

『ザ チャコールグレー』

男性は勿論、近年では女性でもビジネスやフォーマルは勿論、カジュアルでも多くの支持を集める色です。このことは和装においても無地や縞、格子の着物を選択するにあたって見受けられます。

画像の着物は佐藤新一さんの白鷹お召。従来の経緯お召糸ではなく、緯糸に壁糸を用いた新作の第一号です。壁糸が緯(ヨコ)に入る事で明らかに縮みに対して強さが増していると考えます。単衣は勿論ですが、ここは袷に。真冬も早春もシックな色で通してみます。あとは帯次第。

画像の帯は『名物いちご裂・紬糸使用・袋帯』洛風林製です。
小菊の花文にみえますが、一見して苺が並んでいるようにみえることからいちご錦と呼ばれるようになったようです。名物裂として茶道具にもよく用いられ人気の高い裂です。本来はもっと濃度の高い色目の錦織を多く目にしますが、今回は端正なグレーの濃淡でまとめたもの。可愛らしさのある裂にクールさが感じられます。

合わせた着物も西陣のお召ではなく、米沢の白鷹お召。こうしてすこしドレスダウンさせた装いにし、お出かけできるTPOを広く考えています。(西陣のお召を合わせると、ぐっとフォーマル感が出て来る帯でもあります)

帯締は、綾竹組の独鈷・和小物さくら製。格調ある組や無地組ではなく、気軽さを感じさせるような取り合わせにしてみました。
帯揚も和小物さくらのちりめん無地。ここだけは少しだけ紫を感じさせる、それでもやはりグレーの色目を入れてあります。

●2015年10月15日(木)

今日の取り合わせ 艶系織物

「織物の無地着物に織物の帯」今の時代に新しい晴れ着として提案致します。
着物 志賀松和子 生絹平織 草木染
帯 勝山健史 塩蔵繭名古屋帯

着物、帯共に透明感のある織物。艶やかな光沢と美しいドレープを生み出しています。洋服が主流の現代空間に違和感なく溶け込みながらも、圧倒的な存在感のある装いになると思います。

●2015年10月04日(日)

小学館和樂11月号『森田空美の最強きもの塾』に掲載して頂きました。
なか志まやの着物と帯 その1

極上素材のシックな無地は、アートな帯で切れを添えて(本誌より)

着物 地機無地結城紬
帯  川村 成 作

●2015年10月03日(土)

小学館和樂11月号『森田空美の最強きもの塾』
なか志まやの着物と帯 その2

艶系織物 もはや、新時代の晴れ着に認定。エレガンスある光沢は、まさに糸と織りの力(本誌より)

着物 志賀松和子 作
帯  洛風林