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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2005年07月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2005年07月24日(日)

   番頭の苦悩!?

『う〜ん。。。。。
      。。。。。う〜ん。。。。。』
『番頭さ〜ん!』
『う〜ん。。。
     。。。う〜ん。。。』

 この一週間ろくに寝てなかったので、目をつむると その瞬間に寝てましたw
事故も無しに名神、東名と往復出来たのは、ほんと神様のお陰です、、感謝。。。 

●2005年07月23日(土)

20世紀少年(昭和憧憬)  羽裏 岡 達也デザイン

昭和という時代に僕たちは生まれました。第二次世界大戦のあと、世界でも稀に見る高度成長を成し遂げた時代です。
僕たちの親が必死にこの時代をつくりあげる中で、僕たちは、多感な子供時代を過ごしました。日本は世界に誇れる国、僕ら子供たちがそんなふうに胸を張れる豊かな国にしてくれた昭和という時代。そして今、僕たちが時代をつくる番がやってきました。

高度成長はたとえて言うなら、疲れを知らない青春時代。
そして今、僕たちがつくるのは、急速な発展ではなく、成熟をめざす時代。
日本の文化の美点や独自性を、昭和がつくりだした『西洋風の文化』『経済大国』『テクノロジー』と常に対比させながら、そこに成熟した文化圏としてのエレガンスを生み出していく時代を、僕たちがつくらなければならないと思います。

この羽裏は、先輩方がつくりあげた昭和という時代に、思いを馳せて羽織っていただきたいと思います。
電線が美しく映える夕刻の空に、子供の頃のなんともいえない甘酸っぱい思い出と、父と母への感謝の気持ちを込めて。

価格¥48,000 生地 絹100% 羽二重

追記:袖の中に、電線に寄り添うように、三匹のすずめがいます。はじめてこのデザインを岡さんに見せてもらった時、自分の子供の頃をすごく懐かし思い出されて、
何か夕刻に家族が夕食を囲む、幸せ感みたいなのを何処かに足せないかな?とお願いしたら、電線に留る三匹のすずめでしたw
 いっしゅん、昭和の名曲『電線音頭』が思い出されw(古っ〜!!!分からない方おおいと思うw)、これはギャクか〜!!!と思いましたが、それも含め懐かしく、温かく感じられるデザインです。
 20世紀少年、、、、、大阪万博で、岡本太郎デザインの『太陽の塔』マジかで見たのが、はじめて芸術というものを子供心に意識したターニングポイント!
いまでも、ピカソ以上に心に焼き付いています。
(ちなみに、太陽の塔の裏面、のデザインがとても好きでしたw)

●2005年07月18日(月)

エッフェル塔


昭和33年の6月15日に『京都・パリ友情盟約』なるものが締結されました。パリと京都は、いわゆる姉妹都市になったのです。三年後は五十周年。着物が似合う都市といえばまず京都があげられるでしょうが、パリも着物の似合う街として、京都に引けを取らない素晴らしい街です。
パリの象徴でもあるエッフェル塔は、近年では様々なライトアップがなされ、ますます魅力ある姿を我々に見せてくれます。生粋のパリジェンヌ 女将真矢に寄せて、そのパリジェンヌの旦那様にデザインをお願いしたのがこの羽裏です。

もうすぐ五十周年という友好の証しとして、この羽裏を纏って是非、今一度パリを訪れてみたい、否、そういう日本女性をパリにお連れしたいものです。
礼を尽くす日本の衣装『着物』に、そっと忍ばせた想いを肩に掛けて。

追記:袖口にあしらった三色の縞は、もちろんフランス国旗のトリコロールです。

価格¥48,000 生地 絹100% 羽二重

●2005年07月17日(日)

これが、、、、朔縛(緊縛)


 仮想呉服店 なか志まやの羽裏で、一番最初にこだわったのが、この羽裏。
袖中に隠された蛇がキュートです。新月です、、、、、、
 
 価格¥48,000 生地 絹100% 羽二重

●2005年07月02日(土)

行縛(縛りA)。。。。仮題 

岡 達也デザイン 羽裏
http://aiden.info/nakashimaya/

呉服なか志まや 西へ 京都展出品作品
http://aiden.info/nakashimaya/

ついに描いてもらいましたw
そして ついに創ってしまいました!
『裏もの』、、、、、現代の春画、、、、。
画像は『縛り』をテーマにした、プロトデザイン案です。

京都展では、羽二重に染まった実物をお見せ致します。
以下、、、、このデザインのコンセプトを、講釈垂れてみました〜〜〜〜〜!
 エロくなるにも、知性が必要だ〜〜〜〜!!!
(まったく、、、、足らん、、、知性、知識、、、買いたい、、、、、爆)
これは、仮想呉服店 呉服なか志まやの大番頭wの中島の『つぶやき』とお考えください。
 

最初は単純な思いつきでした。現代の春画を描いてもらおうと。
過去の著名な画家の春画には、何故か日本人的なデリカシーがないように思えます。それとも江戸時代の日本人は色事に対して相当あっけらかんとしていたのでしょうか?平成の世も、ある意味低俗な表現の色事で満ちあふれていますが、、、
春画の羽裏や襦袢はいまでも、秘かに創られてますが、どれも羽織るつもりにはなれません。
日本人の独特な感性で生み出されるエロティシズムを考えると、着物を着る事で発せられる、一つのエロティシズムを感じることができます。肌を露出するファッション以上に想像をふくらませるエロがその代表ともいえます。
(呉服屋の発言とは思えない、、、汗)

そして、夜の男性諸君が押し並べて言うのが、、、、『帯を解いてみたい。。。。』
(ああ〜〜〜〜呉服屋失格!!!!)

 着物という衣裳は 全て長い紐を身体に縛り、着装する衣裳です。ベルトではなくやたらと長い紐状のもの(帯、伊達締、腰紐などなど)を身体に巻き付け、縛ります。
ここにその着装目的の行為以上の感情移入があるように思われるのは僕だけでしょうか。

 ここで、恋愛というものの特性が、両者合意の約束で成り立ってる、つまり『約束』という『縛り』で成立していると考えると、恋しい人との逢瀬の日に着る着物の紐、帯の締め付けの強さ、恋しい人につれなくされているときに、自分の身体に巻き付ける紐の強さは、その時の感情で随分違うように想像するのは、僕の思い過ごしでしょうか?

 縛るということは、拘束すること。拘束することはある意味、ひとつの愛情表現です。
遠い昔、『後朝(きぬぎぬ)の別れ』のとき、つまり夜を共にした翌朝、お互いの衣服の紐を結び合い、次に逢う時までこの紐は決して解く事はないと、つまり浮気はしないと誓った日本の男と女に、その心粋を感じます。
(褌の紐を、愛する女性にわざと結ばせる、、、男  女は自分にしか出来ない複雑な紐結びをする、、、でも、男もそれを受け入れる、、、、つまり次、逢うまではこの紐は解かないよと、、、、、おいおい洗濯はw)

 今のような全てに速度のある時代と違い、『忍び』『秘め』『焦らし』『縛る』そんな粋な男と女がいた、そしてそんな『おとな』に近づきたいという想いがこの羽裏にはあります。ここには単純は縛りという行為=SMの世界を描いたのではなく、緊張感のある粋な男と女の恋愛感情を、岡さんに表現していただきました。

 尚、この羽裏のデザイン描くにあたり、資料集めの為、デザイナー岡 達也氏に多大なご迷惑と秘密裏(笑)の行動をさせたことを深く、深くお詫びいたします(笑)
 
 追伸、、、、しかしいい時代になりましたね、、、、。ネットでいろいろ瞬時に調べられるし、買い辛い資料本を書店で求めなくていいしね、、、w
弊害は、いつでも相手に送れるメールかもw 昔の恋文は、書くのも届くのも時間が一杯掛かったしね.いつ来るか?本当、『忍び』『秘め』『焦らされ』、電話機の前に『縛られた』ものでした(爆)
 

●2005年07月01日(金)

   『裏もの』とは、、、、

 ものすごく個人に向けて発せられたものです。
秘かに隠し持っているもの、、、なんだろう、、、趣味、嗜好、、、はたまた
性癖。。。。。。(爆)
 春画の羽裏や襦袢が今でも存在するのは、裏ものだからですし、アンティークの羽裏や襦袢にあるデザインのなんと、自由でおおらかで楽しいこと!
極めて個人にだけ向けられたデザイン、、、たぶん誂えなんでしょうか、、、、
今の羽裏や襦袢が、上品ではあるけれども、汎用性のあるデザインに高いお金を払い、羽織や襦袢を誂えたなんて、、、本当は言えないかもしれません。
 なか志まやは、羽裏に関しては(特に男性の額裏)、なるべくその着手にだけのもの、世の中に一枚としか存在しないものを染めてきました。

 仮想呉服店 呉服なか志まやでは、さらにその誂え楽しさを経験して頂くため、
3年前の浴衣展でのデザイナー岡 達也、ゴトウヒロシに、物凄く個人の嗜好にこだわった羽裏と襦袢のデザインを発注しました。

 ここに画像をアップしたのは デザイン案です。
それも、中島だけのものです。なかなかお分かりにくいかもしれませんが、
僕の嗜好に合う最高のデザインなんです。
 キーワードは、、、、昭和 ヒーロー、、、、 

 裏ものとは、本来こういうものです。
自分だけの 楽しみを 秘かに身に纏う喜び、、、、着物の楽しみ方の一つです。

 このデザインは、別の形として 京都展でお見せ致します。
どうか 完成されたデザインをお楽しみください。

 岡さん、、、この空間のそとに 僕には 二人の異星人の戦いが見えますよ。
しっかりとね!ありがとう。。。

 「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙に飛んで行く。それがぼくなんだ。」

 詳しく知りたい方は 岡さんのHPへw
http://www.uzu.info/mybest/archives/2003_12.ja.html
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