TOP お知らせ 店主日記 よく遊べ 店舗のご案内 気っ風市 お問い合わせ

ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2016年05月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2016年05月19日(木)

東京も晴天が続いています。夏日ですが湿度の低さと風が救いです。今日は盛夏の装い、日本人には馴染みの深い麻です。

着物 小千谷縮み着尺 乱れ縞
帯  山下絵里 たてよこ糸 大麻と手績み苧麻
        染料 栗 ログウッド 矢車附子
帯締 笹波組 無地
帯揚 絽麻無地   共に和小物さくら

陽の光が映える地色の小千谷縮、シボ立ちした生地の触り心地は夏を待ち遠しくもさせるくらいですが、今年の夏はどんな風になるでしょうか? 

●2016年05月09日(月)

着物 染の小阪 絹上布という生地を無地染め
帯  勝山健史 塩蔵繭『鉄柵文』名古屋帯
帯締 帯揚 和小物さくら

夏の着物一式です。『シャリ!』と麻地のような生地感のある絹地を無地染め、小阪さんらしい『上品でありながら、深く艶のある色目』、透け感と相まって上質な染め無地の着物になっています。

帯は駒ヶ岳の近く駒ヶ根で、桑の木のこだわりから始まり、養蚕、塩蔵、製糸された糸艶に目を見張る勝山健史さんの作品。
『鉄柵文』というタイトルの帯には、日本の古典とはまたひと味違う品格が備わっているように感じます。

帯締、帯揚も夏仕様。単衣の後半から盛夏と使えるもの。ともに和小物さくら製です。

●2016年05月01日(日)

いよいよ五月になりました!昔からのルールによれば単衣は6月から。
しかし現状はそうも言ってられません。そろそろ襦袢は単衣、いっそ着物もという方も多いでしょう。気にせねばならないTPOの時だけそのルールを守り、あとは自分の身体の感覚にあった装いを優先して頂ければと思います。
画像は、もうすでに盛夏の装いの提案です。

着物 浜川史江 ぐんぼう着尺 多良間島産手紡苧麻 八重山藍 
帯  新里玲子 宮古上布
襦袢 小千谷麻100番手に江戸更紗染め
帯締 夏用無地 帯揚 絽麻無地 共に和小物さくら

浜川さんにお会いしたのは昨年の5月です。ほぼ一年近く掛かりましたが、オリジナルが出来上がりました。経ては綿ですし、水洗い仕様にして、夏の普段着としてガンガンお召し頂きたい着物です。